タイトル「シルフェイド幻想譚」
作者名「SmokingWOLF」
舞台はシルフェイドと呼ばれる世界の、空に浮かぶ天空島。
それは神のような存在の人間『リクレール』によって創られた島でした。
リクレールはある時、15日後のこの島に大きな『災い』が起こるということを予知しました。
リクレールは、我々の住む場所とは別の次元にある『意識の海』から
『あなた』を引き上げて『身体』を与え、そして『あなた』にお願いをします。
 「15日後に起こるであろう『災い』の正体を確かめ、
  そしてそれを阻止して欲しいのです――」
  ――たった15日間の『あなた』の冒険は、ここから始まります。
↑トーテムを選ぼう ↑旅の始まり

始めに主人公の名前・性別、そして『トーテム』を選択します。
『トーテム』とは、シルフェイドの世界で精霊や守り神のような存在です。
それを宿すことで、普通の人間とは比べ物にならない大きな力を得ることができます。
選択したトーテムによって主人公の能力や『特殊スキル』が決まり、難易度も変化します。
また、『相談』コマンドで常にトーテムと会話することが出来ます。

戦闘はかなり凝ったシステムになっています。
攻撃方法には武器による攻撃と『FORCE』の2種類が有ります。
FORCEは魔法のようなもので、攻撃・回復・補助など様々なものがあります。
FORCEは街で買うことができ、5つまでしか覚えられませんが、
忘れることも可能なので自分の戦術にあった組み合わせが出来ます。
戦闘中FORCEを使うには『集中』が必要です。
『集中』で1つの行動ですのでFORCEを使う際、順番を考える必要があります。
イベント等により行動回数が増えると、1ターンで『集中』+『FORCE』などの行動が出来るようになります。
また、『集中』はすればするほど『FORCE』の威力や、通常攻撃の攻撃力&クリティカル率が上がります。

強敵と戦う際はShiftキーで『WILL』を使うことにより、敏捷がぐっと上がり、『集中』が常に+3となります。
『WILL』は一日5回までで、翌日になると回復します。格上と戦うときに使いましょう。
↑相談コマンドでトーテムと会話 ↑困ったときは『WILL』

時間は主人公がフィールドを1歩(洞窟などでは数歩)歩くことで1分経過します。
また、時間と共に街や人々の様子や会話が変化することが面白味のひとつです。
イベントにも勿論、時間が絡んできます。
15日という限られた日数ですが、あわてる必要は有りません。
ゆっくりやっても大体12日くらいでクリア出来ます。

戦闘で勝つと、経験値が手に入りますが、武器を使うと攻撃力に関する能力が上がり、
FORCEを使うと、FORCEに関する能力が上がり、プレイヤーの行動でキャラの能力が変化します。
また、戦闘後手に入る『S.EXP』により自分でさらに能力を上げたり、技を習得させることが出来ます。
↑アルバートも登場。しかし言葉が・・ ↑『S.EXP』で自分好みの育成

一定の条件を満たせば、仲間を見つけることも出来ます。
その仲間と相談コマンドで会話できたり、
フィールド上で旅人『アーサー』と出会えたりとイベントがとても豊富にあります。
戦闘中以外で武具を使用してみてください、きっと面白いことがあるでしょう。

また、クリア後はS.EXPを特別ボーナスとして2週目3週目と何度も遊べます。
トーテムを替えたり、行ったことのない場所へ行ってみたり、自分なりにさらに楽しめます。
ハードモードも追加されたので慣れた方は挑戦してみると良いでしょう。
↑『水中移動』を持つトーテム「スケイル」 ↑凝ったプレイ評価

と、ここまで色々と書いてきましたが、このゲームは本当に「作り込まれている」と思いました。
一週目でも5,6時間でクリアできますので、サクサク遊べます。
難易度は普通に進めれば易しく、短期クリアを目指すと難しく、と程良くなっています。
エンディングは自分の行動で変化します。自分が世界と関わった証拠と言えるでしょう。
僕はエンディングでとても感動し、しばらく呆けていました(笑)

グラフィックも大変綺麗で素晴らしいと思いました。
このゲームはテックウィンコンテストパーク金賞受賞作品であり、クオリティの高さが証明されています。
RPGが苦手、初めてという方でも是非プレイして欲しいです。
まさに『RPG』と言える名作だと思います。

(Reviewer 流星)
未紹介ゲーム投票でプレイヤーから寄せられたコメントを見たい方はこちらへ
<作者HP>
<ダウンロード>
←の作者HPからDLしてください。
(3.0MB)

ふりげ!トップへ戻る / 一つ前のページへ戻る